修理・メンテナンスの流れ
修理・メンテナンスの流れ
プラスチック金型の修理やメンテナンスを依頼いただいた場合の
具体的な流れについてご案内いたします。
01
お問合せ
お問合せは、当サイトのお問合せフォームもしくは
お電話(TEL:0763-52-1157)で承っております。
「成形不良が多い…」「海外で製作した金型の品質が悪く修理してほしい…」などのお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
図面があればスムーズに対応できますが、図面が無い金型についても遠慮なくご連絡ください。
02
金型診断
金型の写真をお送りいただくか、弊社担当者が出張して現場確認もしくは引き取りを行い「金型診断」を行います。
お客様が修理を希望されるポイントだけでなく、必要に応じて金型全体をチェックし、お客様が想定していなかったような修理・部品交換が必要な箇所を洗い出します。
さらに成形工程に立ち会い金型の動作音を聞くなど、目・耳・手をフル活用して「金型診断」を実施いたします。
03
ヒアリング・お打合せ
適宜お打合せを実施し、金型及び成形品の課題をお伺いし、お客様のお困りごと解決のお手伝いをさせていただきます。もちろんZoomやTeams等でのリモート打合せも対応可能です。
お打合せの中で、
・簡単なメンテナンス・修理で解決するのか?
・成形不良の解消や金型の長寿命化を実現するために、
改造・修正をした方が良いのか?
・修理や部品交換をするよりも、中長期的に考えて新型を起こす方がコストメリットが大きいか?
など、お客様とすり合わせさせていただきます。
04
-
メンテナンス・修理が
最適な場合 -
金型の改造・修正が
最適な場合 -
新規金型の製作が
最適な場合
メンテナンス・修理が最適な場合
メンテナンス・修理が最適な場合は、お送りいただいたお客様の金型を分解・洗浄(オーバーホール)したうえで、肉盛り溶接や機械加工により、トラブルの原因を取り除くとともに金型本来の機能性を取り戻します。組立、検査、トライを経て、ほぼ新品に近い状態でお客様の元までお届けいたします。
- 分解・洗浄(オーバーホール)
- 肉盛り溶接、機械加工(切削・研削・研磨)、ワイヤーカット
- 表面処理(メッキ・コート)、組立、仕上げ
- 検査測定、テストショット、トライ
金型の改造・修正が最適な場合
修理・メンテナンスでは対応できない、もしくは適切ではないという場合は、図面変更を伴う改造・修正をご提案させていただきます。
図面データを支給いただき、採寸および設計を行ったうえでお客様と図面の確認を行います。問題が無ければ、既存の金型を分解・洗浄し、各種加工を施したうえで組立、検査、トライを経て納品となります。
- データ支給
- 加工前入れ子測定
- 設計、図面確認
- 分解・洗浄(オーバーホール)
- 肉盛り溶接、機械加工(切削・研削・研磨)、ワイヤーカット
- 表面処理(メッキ・コート)、組立、仕上げ
- 検査測定、テストショット、トライ
新規金型の製作が最適な場合
メンテナンス工数がかかりすぎている、修理や改造では手に負えない、乃至長期的に見てコストデメリットが大きいという場合は、新規金型を起こすことをご提案させていただく場合もございます。
まず製品データ及び既存金型の図面データを支給いただき、製品デザインレビューを経て設計を開始します。レビューの際は、お客様にとって最適なプラスチック金型を納品できるよう、成形品の機能性や金型のメンテナンス性、イニシャルコスト等を考慮し、納得いくまでお打合せを重ねます。
お客様の承認を頂きましたら、13名からなる当社の設計部隊が、設計・製作、組立後の検査、トライまで責任をもって管理いたします。
- データ支給
- 製品デザインレビュー、設計、図面確認
- 金型製作:機械加工(切削・研削・研磨)、ワイヤーカット
- 表面処理(メッキ・コート)、組立、仕上げ
- 検査測定、テストショット、トライ
05
発送・納品
テストショット・トライで問題無いことが確認できましたら、納期厳守で出荷・発送させていただきます。修理対応を実施した場合は、修理報告書を提出いたします。
過去に修理・メンテナンスをお受けしたデータは蓄積しておりますので、「別の金型のメンテナンスもお願いしたい…」「数年前に修理してもらった金型をもう一度見てほしい…」といった場合には、スムーズに対応することが可能です。金型の長寿命化や金型トラブル・成形トラブル等、プラスチック金型のことなら何でもご相談ください。