金型の設計・製作事例
入子倒れの恐れがある車載用電装部品
業界 | 自動車 |
成形品種類 | 電装部品 |
成形機トン数 | 350t |
成形品材質 | PP-TD10 |
成形品サイズ | 380mm×200mm×170mm |
金型材質 | SKD61焼入(HRC50) |
射出成形メーカー様から、電装部品向けプラスチック金型の設計・製作のご依頼をいただきました。
ご依頼の金型には2つの課題が御座いました。
①製品の高低差が非常に大きく、入子倒れの危険がありました。
②型の温度が上がりやすいので適正な冷却対策をしなければ、ひけが発生する。
難しい成型品材質の金型実績や金型の冷却にも多く実績がある点を高く評価いただき、当社を選定いただきました。
当社は本金型の①入子倒れ②金型冷却方法の2つの課題に対して、下記の提案で課題解決し、お客様に大変ご評価いただきました。
①の課題に関しましては、対策としてゲートの流れを変化させることで形状不良を抑え、駒先端にインローを追加することで倒れ対策をしました。それでも修正できないものは、肉盗み形状を廃止させていただきました。
②の課題に関しましては、エアーを吹き付けることで冷却を強化しました。
当サイトを運営する三恵金型工業株式会社は、難度の高い金型設計製作にノウハウを豊富に持っております。金型設計製作で困難な課題をお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。