金型の設計・製作事例

射出成形メーカー様から、「自動販売機の樹脂機能部品向け金型を製作したい」ということで、透明樹脂のような難しい成形品の金型にも実績が豊富な当社にご相談がありました。

ご依頼の金型には２つの課題がございました。

1. 透明な樹脂トライタン（コポリエステル樹脂）は、離型性が悪く食いついて割れやすい
2. 透明品のため、突き出し跡が禁止の部位があり、品質確保のために割線の跡にも注意が必要

そこで当社では、本金型の①離型の悪さ②透明品の品質確保という2つの課題に対して、下記のような提案を行いました。
1の課題に関しては、図面寸法公差以上の抜き勾配を申請して、離型の問題を解決しました。そして2の課題に対しては、先に本体を抜いてから突き出す構造にすることで製品部に跡を残さないようにしました。

当サイトを運営する三恵金型工業株式会社は、難度の高い金型設計製作にノウハウを豊富に持っております。金型設計製作で困難な課題をお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。