プラスチック金型の
修理・メンテナンス事例
雑貨向け金型のスライド作成とスプリング交換
金型トラブル | スライド破損。スプリング破損。 |
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Before
こちらの製品は、アンギュラピンがスライド部に接触したことで、スライドが破損してしまっておりました。
またスライドだけでなく、画像の赤矢印部分の金型内のスプリングも破損しておりました。当社で確認したところ、スプリングが破損していたことが原因で、スライドが適正位置まで戻らず、アンギュラピンとの干渉が発生しておりました。
今回の修理のご依頼では、金型図面が存在せず、更には既存の金型メーカーが廃業されているとのことで、対応できる業者が見つからず、当社にご相談がございました。
After
スライドの破損については、図面がないため、現物を測定し新たなスライドを一から製作いたしました。スライド部品のため、合わせの精度が重要で、1/100単位で調整を行わないとバリが発生してしまいます。
今回、微調整を繰り返し完璧に調整を行いましたので、バリの発生や破損の心配は今後ございません。このような図面のないパーツについても、現物の測定を行い高い精度で製作を行うことができます。
また、スライド部だけなく、根本的な原因であるスプリングについても最適なものを選定、交換いたしました。根本の原因であるスプリングの取替を行い、再発防止を心がけております。
そして、最後にスライドレールがきつく、摺動性が悪かったため、スムーズに摺動するようこちらも合わせて、研磨を行い調整を行いました。
当サイトを運営する三恵金型工業株式会社は、プラスチック金型の清掃・修理・メンテナンスや改造・修正のご依頼を年間360型以上お受けしております。中でも、本事例のような金型部品の製作・追加工は当社が得意とするところであり、部品図が無い場合のリバースエンジニアリングから、金型部品の清掃・洗浄、現合わせまで一貫して社内で対応することができます。
図面の無い金型の部品の製作でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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