プラスチック金型の
修理・メンテナンス事例
共取り型(セット取り金型)へのランナーチェンジ(ゲート切り替え)の設置
金型トラブル | 図面無し、老朽金型 |
成形品トラブル | 生産性、歩留まり |
業界 | 建材 |
Before
建材業界のお客様より、サッシ部品向けの共取り型(セット取り金型)の改造のご相談がありました。
当初、2つの類似形状部品を生産することを想定して製作されたのですが、蓋を開けてみると一方の部品の注文数が圧倒的に多く、効率良く生産できるように金型を改造したいという内容でした。
また、かなり昔に製作した金型ということで図面が無く、どこに依頼しても断られてしまっており、かなりお困りでした。
After
そこで「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」では、ランナーチェンジ(ゲート切り替え)を設置することを提案しました。
まず、お客様に送っていただいた現物を分解・採寸したうえで、ランナーチェンジを追加した図面を製作しました。写真の通り、金型中央寄りにランナーチェンジを設置し、検査・テストショットを経てお客様に納品いたしました。
今回の改造によって、廃材になるランナーを削減することができ、成形工程の歩留まりを向上させました。
当サイトを運営する三恵金型工業株式会社は、金型の機能性・メンテナンス性向上や成形工程におけるトラブルを解消するための金型改造・修正の実績が多数ございます。図面が無い金型のリバースエンジニアリングや共取り型(セット取り金型)、多数個取り型など特殊な金型に関するご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。