プラスチック金型の
修理・メンテナンス事例
ディストリビュータキャップ向け金型の、ボス肉盗み形状修理
金型トラブル | 入れ子破損 高硬度材 |
成形トラブル | ー |
業界 | 産業機器 |
Before
産業機器メーカーのお客様より、「ディストリビュータキャップ向け金型の入れ子の、4本あるボス肉盗みが1本欠損してしまいました。修理可能でしょうか?」というご相談を頂きました。
破損してしまった入れ子は、SKD11に匹敵する高硬度材であるSKS3(HRC58~60)であったため、加工できる会社が近隣に無く大変お困りでした。
After
そこで「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」では、破損部位を確認して入れ子を製作し、組付け・合わせまで特急対応しました。
まず、破損部位にワイヤーカットでΦ4のコアピン穴を開け、その裏面には放電加工でピンツバ座グリ加工を施しました。そして、納期短縮のため既製品のコアピン(SKH51)の追加工を選択し、ピン先端の放電加工とツバ切欠きの研磨のみ行いました。最後に、裏面穴間口とピンツバを面取りし、合わせを行って納品いたしました。
当サイトを運営する三恵金型工業株式会社は、プラスチック金型の清掃・修理・メンテナンスや改造・修正のご依頼を年間360型以上お受けしております。中でも、本事例のような金型部品の修理・入れ子交換は当社が得意とするところであり、部品図が無い場合のリバースエンジニアリングから、金型部品の清掃・洗浄、現合わせまで一貫して社内で対応することができます。
「金型部品が破損してしまったのですぐに修理してほしい」「入れ子の交換から合わせまでお願いしたい」といったお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
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