用語集

二番型

二番型(英語:Second Mold)とは、プラスチック成形において、生産量の増加や生産拠点の変更(海外進出もしくは国内移管)等の事情により、既存の金型(一番型)を複製して全く同じように製作された、いわばコピー金型です。

なお、二番型を製作することを「増面」、二番型や三番型、〇番型と増面した金型は「増面型」と呼ぶこともあります。

金型は、仕上げ時に職人の手作業による磨きや微調整(手仕上げ)が必要になりますが、二番型の製作時も同様です。しかし、職人が手仕上げを行った部位の形状については、図面やCADデータに反映されてないケースが多いため、一番型の図面・CADデータ通りに製作すればいいというわけではありません。したがって、二番型を製作する際は、金型製作実績が豊富で高い技術力を持つ金型メーカーに依頼することをオススメします。

もし金型の図面やデータが無い場合は、現物(一番型)の採寸と図面・データ作成、いわゆるリバースエンジニアリングにより二番型を製作することになります。

 

「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」を運営する富山県の金型メーカー三恵金型工業は、図面・データが無い場合のリバースエンジニアリングも含め、二番型の製作のご依頼を承っております。老朽化した金型の更新(更新型の製作)はもちろん、生産計画の変更やモデルチェンジによる金型の改造・修正についても豊富な実績がございます。

二番型の製作やリバースエンジニアリング、金型の更新・改造・修正をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

  • この記事の執筆者
  • 野中啓志(設計課)

    私は兵庫の出身ですが、石川県で新婚生活を始めることになりグループ会社が石川にある、三恵金型工業への就職を決めました。設計に興味はありましたが、未経験。それでも採用し、ゼロから教えてくださった先輩方には感謝しています。設計は実際にやらなければ身につかないので、仕様書に基づく設計は入社直後からやっていました。現在は設計課に籍をおきながら、「多段式射出成形金型」の試作型製作にも関わっています。社運がかかった開発なので、自然と気合が入ります。