用語集

アンギュラピン

アンギュラピンとは型開きの動作と共にスライドコアを作動させ、アンダーカットを処理する機構です。

アンギュラピンの傾斜角は10度~20度とし、角度が小さいとアンギュラピンの長さを長くしなければいけなくなります(長くなければ、十分な開きを確保できない為)。角度が大きいとスライドコアの作動ができず金型を破損させてしまいます。
アンギュラピンの長さは、スライドコアの移動距離(量)が決まるとアンギュラピンの角度との関係で決まります。

この記事の執筆者

  • この記事の執筆者
  • 野中啓志(設計課)

    私は兵庫の出身ですが、石川県で新婚生活を始めることになりグループ会社が石川にある、三恵金型工業への就職を決めました。設計に興味はありましたが、未経験。それでも採用し、ゼロから教えてくださった先輩方には感謝しています。設計は実際にやらなければ身につかないので、仕様書に基づく設計は入社直後からやっていました。現在は設計課に籍をおきながら、「多段式射出成形金型」の試作型製作にも関わっています。社運がかかった開発なので、自然と気合が入ります。