用語集

入子(入れ子)

金型の入れ子(英語:insert)とは、母型と呼ばれる金型本体に嵌め込む金型部品のことです。

特に、複雑な形状をもつ成形品や高精度が要求される成形品に、あるいはメンテナンス工数を低減させる目的で入れ子構造にするケースが多いです。

入れ子構造の金型は、部品点数が増えることから、イニシャルコストが大きく金型製作期間も長くなるというデメリットがあります。もちろん製作難易度も格段に上がります。

しかし、複雑形状・高精度の成形品の場合は入れ子が必須です。さらに、入れ子構造を採用していれば、
・入れ子のみ交換すればよいので部品交換が容易で、長期的にメンテナンス工数・ランニングコストを低減できる
・入れ子にだけ、高価で耐摩耗性の高い高硬度材を使用するという選択ができる
といったメリットが得られます。

「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」は、プラスチック金型の修理・メンテナンスをはじめ、洗浄・クリーニング、図面・機構変更を伴う改造・修正、そして設計・製作までワンストップで対応しております。

修理・メンテナンスのご依頼は、図面が無いものや他社製・海外製のものも含めて年間360型以上お受けしており、ホットランナー金型や多数個取り・共取り型などについても実績がございます。そして、新型製作については、入れ子点数100~1,000にもおよび複雑構造の金型やSKD61、SKD11、STAVAXといった耐久性の高い焼入れ型を得意としており、延べ10,000型以上の製作実績を誇ります。

プラスチック金型の修理・メンテナンスや新型製作のことなら、「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」にご相談ください。

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この記事の執筆者

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  • 野中啓志(設計課)

    私は兵庫の出身ですが、石川県で新婚生活を始めることになりグループ会社が石川にある、三恵金型工業への就職を決めました。設計に興味はありましたが、未経験。それでも採用し、ゼロから教えてくださった先輩方には感謝しています。設計は実際にやらなければ身につかないので、仕様書に基づく設計は入社直後からやっていました。現在は設計課に籍をおきながら、「多段式射出成形金型」の試作型製作にも関わっています。社運がかかった開発なので、自然と気合が入ります。