用語集

オーバーホール

オーバーホール(英語:overhaul)とは、プラスチック金型を分解して、入子をはじめとする金型部品一つひとつの清掃・洗浄を行うメンテナンス作業のことです。

分解洗浄、分解点検とも呼ばれます。修理すべき箇所や、摩耗・劣化が進み交換しなければいけない部品、成形不良や短命化を招く金型欠陥が無いかを確認したうえで、再び組み立てて新品に近い状態で納品します。

一般的な金型メンテナンスとオーバーホールの違いとしては、前者が①簡易的②短納期③高頻度④ノーコストないし低コストであるのに対し、後者は①徹底的②(比較的)納期が長い③低頻度④高コストです。
コストがかかるオーバーホールの頻度低減、成形トラブルの回避、金型の長寿命化のために、メンテナンスは定期的に行っておきたいところです。

「プラスチック金型 修理・メンテナンスナビ」は、オーバーホールをはじめとするプラスチック金型の修理・メンテナンスの実績が多数ございます。
カジリやシボの修理、洗浄クリーニングはもちろん、海外製金型の改造・修正や、ホットランナーの金型・移管金型・焼入れ金型の修理・メンテナンスにも対応可能です。

金型トラブル・成形トラブルにお困りの際は、お気軽にご相談ください。日本全国、ご依頼を承っております。

この記事の執筆者

  • この記事の執筆者
  • 野中啓志(設計課)

    私は兵庫の出身ですが、石川県で新婚生活を始めることになりグループ会社が石川にある、三恵金型工業への就職を決めました。設計に興味はありましたが、未経験。それでも採用し、ゼロから教えてくださった先輩方には感謝しています。設計は実際にやらなければ身につかないので、仕様書に基づく設計は入社直後からやっていました。現在は設計課に籍をおきながら、「多段式射出成形金型」の試作型製作にも関わっています。社運がかかった開発なので、自然と気合が入ります。