用語集

型締力(型締め力)

型締力(型締め力)とは、金型を閉じる際に必要な力のことを指します。

射出成形や押出成形などのプラスチック加工では、金型の閉じる際に樹脂が流れるため、十分な型締力が必要です。
また、型締力が不足すると金型が閉じきらずに樹脂が漏れたり、成形品の品質が悪くなる可能性があります。

一般的に、型締力はトン数で表されます。金型のサイズや形状、材質、加工条件などによって必要な型締力は異なります。
適切な型締力を確保するためには、射出成形機や押出成形機などの加工機器の型締力の仕様を十分に理解して、適切に設定する必要があります。

この記事の執筆者

  • この記事の執筆者
  • 野中啓志(設計課)

    私は兵庫の出身ですが、石川県で新婚生活を始めることになりグループ会社が石川にある、三恵金型工業への就職を決めました。設計に興味はありましたが、未経験。それでも採用し、ゼロから教えてくださった先輩方には感謝しています。設計は実際にやらなければ身につかないので、仕様書に基づく設計は入社直後からやっていました。現在は設計課に籍をおきながら、「多段式射出成形金型」の試作型製作にも関わっています。社運がかかった開発なので、自然と気合が入ります。