用語集
熱処理金型
熱処理金型は、高硬度・高耐摩耗性を持つ金属材料で作られた金型に熱処理を行い、その硬度や耐摩耗性を向上させた金型のことです。
熱処理金型には、主に以下の2種類があります。
硬化処理金型
熱処理によって金型表面を硬化させ、耐摩耗性や耐蝕性を向上させます。
硬化処理金型には、真空炉硬化、ガス浸炭、イオンナイトライジングなどの方法があります。
精密温調金型
熱処理によって金型全体を加熱したり、冷却したりして、金型内の樹脂の流動性を改善し、品質を向上させます。
精密温調金型は、ホットランナーシステムを組み合わせたものが一般的です。
熱処理金型は、素材選定、加工方法、熱処理方法、表面処理など、非常に高度な技術を必要とします。
金型の寿命や製品品質に大きな影響を与えるため、金型設計・製造において非常に重要な要素となっています。